私たちが健康な生活を維持している根源は、呼吸によって取り込んだ酸素を除き、飲食物に依存しています。飲食物を元にエネルギーを作り出すのは勿論のことですが、細菌やウイルスなどの微生物からの病気を予防したり、実際に病気にかかったり怪我をしても回復するための力＝「自然治癒力」も飲食物がかかわっているのです。
私たちは飲食物として、積極的に病気から予防をするという未病の一環として役立つ“センシンレン（アンドログラフォリド）”を採り上げ、病気からの予防と様々な病気に対する驚異的なアンドログラフォリドの効用を実証するための研究をしています。
１）抗腫瘍効果に対するアンドログラフォリドの効用
２）抗炎症作用に対するアンドログラフォリドの効用
３）オートファジーを誘導するアンドログラフォリドの作用
４）口腔内環境に対するアンドログラフォリドの効用
５）低体温症に対するアンドログラフォリドの効用
ヒト組織球性リンパ腫から単球系の細胞学的特徴を有する細胞株（単芽球様U937細胞）にアンドログラフォリドを添加したものと未添加のU937細胞をそれぞれ24時間培養した後に見た形態的変化を示しました。
右はアンドログラフォリドを添加したものでアポトーシス（自殺的に脱落死する現象）像が観察される。
アンドログラフォリドは明らかな抗腫瘍効果を発揮しています。
左は腫瘍化細胞の特徴である均一な細胞集団から構成され、未分化な腫瘍細胞の増殖が観察されています。